先記事「昨今の厳しいトランジットへの対処法 Vol.1」の続きです。先記事から読んでいただくことを強くお勧めします。 次を楽しみにしてくださっているお声が届けてくださったので、急ぎupすることにしました!続きをお楽しみください。(翻訳:持田直子)
まずは、山羊座の深い意味合いとその秘教的なメッセージをみていきましょう。それぞれのサインは、宇宙からの果てし無く続く啓示を隠し持ち、トランスサタニアンの星々(天王星、海王星、冥王星)の移動によって、そのミステリーの一部が明らかにされていきます。そして冥王星が明らかにするものは、最も急進的なのです。なぜなら、冥王星とは、黄道十二宮の中で最も神秘的なシンボルだからなのです。
山羊座と水瓶座という2つのサインによって支配されている土星は、責任(と責任を持つこと)と関連しています。いかなる問題や痛みを伴ったとしても、山羊座は、人類の利益のためにそのミッションを完遂しなくてはならず、水瓶座は、山羊座が時間をかけて達成したことをコミュニティ全体のために改善し、分かち合わねばなりません。全てのサインは、人類の進化の段階を表現しているのですが、山羊座の動き、すなわち頂上へと到達することは、人類の進化(がなされたかどうか)の確認を表しています。水瓶座による人類にとっての利益の分配は、すなわち祝祭ーセレブレーションであり、天王星のサインである水瓶座は、愛の祝宴そのものなのです。
山羊座に位置する冥王星が、ひとたび旧体制を破壊し新体制を構築すると、次に水瓶座に移行した時に、新たなビジョンと新たな生活様式が生み出されるのです。アメリカ合衆国の独立は、当時水瓶座に位置した冥王星によってGOサインが出され、その後にフランス革命時の「フランス人権宣言」をも認め、近代思想の誕生へと導いた、とも言えるでしょう。よって、強い天王星の影響を受け起きている昨今の世界レベルでの変化によって、古く退廃的な権力パターンが崩壊し、古い形が灰と化した中から新たな構造を伴った生活様式が生まれてくることを、わたしたちは期待することができるでしょう。
そうであれば、わたしたちは、個人として、そのような変化と不確定さの中をどのように通っていけば良いのでしょうか?わたしたちは、何を期待されているのでしょうか?離れた未来からわたしたちをジャッジするであろう次の新たな世代にとって、この変化を最善のものとするため、わたしたちはどのように(この変革期に)参画したら良いのでしょうか?
山羊座の鍵であり最も重要な価値とは、コミットメントです。これは、非常に豊かなコンセプトであるため、様々なレベルにおいて異なった理解がなされるでしょう。(コミットメントとは)何よりもまず、選択(choice)を暗に指し示しています。もし、わたしが自分自身のタスクやミッションにコミットするのだとしたら、それは、他の誰かに指図を受けてすることを指すのではなく、あくまでもわたしが能動的にしたいこと、を意味します。山羊座は、もしその権威に価値があると判断した場合、その権力を尊重しますが、山羊座が本当の意味で尊重する権威とは、彼自身に他ならないのです。もしわたしが自分自身にコミットするならば、自分を裏切ることはできません。もし、自由になる選択がそこにあるのであれば、わたしたちはその自由にために戦わなければならないか、もしくは、最低でも、「誰も自分の魂を堕落させられないこと」を認識しなくてはなりません。例えその人が奴隷であったとしても(山羊座冥王星のネガティヴな表現に「奴隷制」があります)、彼の魂において自由になり、自分自身にコミットすることは可能なのです。
Vol.3では、コミットメントについてさらにもう少し詳しくお伝えしたいと思います。
2018年8月 ザビエ・ベトコート
翻訳:持田 直子
原文
Let us examine the deep meaning and the esoteric message of Capricorn; each sign hides unending revelations from the universe, each transit from the trans-saturnian planets (Uranus, Neptune, Pluto) unveils one of those mysteries; Pluto revelations are the most radical because it is the most mysterious symbol of the zodiac.
The two signs ruled and co ruled by Saturn, Capricorn and Aquarius, are associated to responsibility; whatever the trouble and pain, Capricorn has to accomplish a mission for the sake of mankind, Aquarius has to improve and share with the whole community what the Capricorn achieved through endurance. All signs represent a sort of step in the evolution of the species, but Capricorn’s action, reaching the summit, represents the assurance of progress for man. The Aquarius distribution of the good of mankind is actually a celebration; the sign of Uranus is a banquet of love.
Once Pluto in Capricorn has demolished an old regime and then established and brand new one, Pluto in Aquarius distributes the new vision and creates a new way of life. The Independence of the USA was signed under Pluto in Aquarius; later on, it was the Declaration of the Human Rights during the French Revolution, which brought the birth of modern thought. So, we can expect that nowadays changes in the global world, with a strong Uranus emphasis, are making old and decadent patterns of power collapse, and new ways of life, with new structures, are going to be born from the ashes of the old ones.
If so, how can we go, as normal individuals, through all those changes and uncertainties? What are we expected to do? How are we supposed to participate to make the best of it, for us and for the new generations, those who will judge us in the distant future?
The key and most important value of the Capricorn is commitment. This is a very rich concept that can be understood in different levels. Above all, it implies a choice. If I commit myself in a task or a mission, it means that I want to do it voluntary; it is not that someone imposed it on me. A Capricorn respects authority when the person or institution is worthy of it; but the authority a Capricorn respects above all is his own. If I commit myself, I cannot betray myself. If there is a choice, there has to be freedom, we have to fight for it, or at least, acknowledge that nobody can corrupt my soul. Even a slave (a negative expression of Pluto in Capricorn is slavery) can be free and committed in his soul.
To be continued to Vol. 3.
Xavier Betancourt
August, 2018
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